あだ名は「ロトコール」今年43歳！？ロータリースイッチ搭載デジタルクオーツ初代モデル復刻

2025-10-17 01:00お知らせ

ニュース

セイコーセレクションから1982年に発売された、ロータリースイッチ搭載デジタルクオーツ初代モデルを再現した初の復刻モデルが11月14日（金）に発売となります。

八角形のベゼルを回転させることで機能を呼び出すことができるアイコニックなデザインと、ユニセックスで楽しめるコンパクトな37㎜のサイズを再現したレトロフューチャーな1本に仕上がっています。

2025年11月14日(金)発売予定ご予約受付中です。

デジタルクオーツウオッチのチェックポイントを当社セイコー担当バイヤー関口が解説します！

男性シルエット

〈時計専門店ザ・クロックハウスセイコー担当バイヤー関口とは？〉

時計専門店勤務27年＆当社では数名しかいない百貨店店舗のマネージャーを経験しており、国産ブランドだけでなく舶来ブランドにも造詣が深く、加えて長年にわたってセイコー担当としてセイコー製品を見続けたという点においては当社のなかで右に出るものはおりません。

そんなバイヤー関口から本作の注目ポイントを解説いたします。

あだ名は「ロトコール」今年43歳！？ロータリースイッチ搭載デジタルクオーツ初代モデル復刻

この復刻モデルは、ただ古いデザインを引っ張り出してきただけではありません。1982年に登場したセイコーのデジタルウォッチ史において非常に重要なモデルを、現代の技術で丁寧に再構築した逸品です。

＜バイヤー関口’Sポイント＞

◆象徴的な「ロータリースイッチ」操作

このモデルの特徴である八角形のベゼルは、単なるデザイン以上の意味を持っています。

昔のデジタル時計はボタン操作が基本でしたが、これはベゼルを回転させることで、ストップウォッチやアラームといった機能を直感的に切り替えることができました。今回の復刻では、そのユニークな操作感を当時のまま体験できます。

また37mmというサイズは、手元で主張しすぎず、現代のトレンドにも馴染むジェンダーレスなサイズです。当時のオリジナルサイズを尊重したことで、「わかっている」洒落た雰囲気が漂います。

◆あだ名はロトコール【ROTOCALL】

海外でも人気のあったデジタルクオーツモデルは、ベゼルを回転させて機能を呼び出すことから当時ファンの間では「ROTO(回転、回旋などの意味）」+「CALL(呼ぶなどの意味）」として「ロトコール」と呼ばれてたようです。

◆見えない部分の「現代的なアップデート」

見た目はレトロですが、長く愛用できるよう、実用的な改善が加えられています。

液晶のフォントはオリジナルに忠実に再現しつつ、「AM/PM表示」や「電池切れ予告」などの機能が追加されています。これは、普段使いする上で、地味ながらも非常に助かるアップデートです。

メタルブレスレットは、オリジナルのピッチの細かい装着感を再現しつつ、耐久性と高級感のある「無垢材」に格上げされています。この質感の向上は、実際に腕に付けたときに、復刻モデルとは思えないほどの満足感を与えてくれます。

◆どのカラーを選ぶのか？

1980年代のモデルから着想したレトロな3色のカラーリングがラインナップ。

このカラーリングは、1980年代のセイコーデジタルウォッチの配色センスを再現した、非常に重要な要素です。当時のパソコンやゲーム機に見られた、「無機質なシルバー／グレーの筐体」に、「原色（赤、黄、青など）」をアクセントとして多用するデザインから着想を得ており、単なる色使いではなく1980年代の「テクノロジーの黎明期」の空気感が表現されています。

これにより、現在のモデルにはない懐かしくも新しい独特の魅力を放っています。バイヤーとしてはどれもおすすめ！と言いたいところですが、、、

個人的に、一番レトロっぽいカラーリングになっているのはベゼルがグレー×ブルーのSBJG021。オレンジのテキストもいい味をだしています。女性から人気が高かったのはベゼルがブラック×イエローのSBJG017。パキッとした配色が良い感じとのことでした。そして私の最推しベゼルがブラック×レッドのSBJG019！！というのも赤が好きだからという単純な理由ですが、身に着けていてパッと目に入るだけで元気になるような気がします。

11月14日（金）発売以降は当社系列各店でも取り扱う予定なので、是非ご試着なさってください。

〈ラインナップ〉