歴代No.1の●●●●！！

ザ・クロックハウスオリジナルウォッチは21年の歴史があり、累計販売本数は336万本を超えました。その歴史の中で最も販売されたプロダクトが名機「CH020M」シリーズであり、歴代ナンバー1の販売数量を誇ります。この時計の復刻についてはいくつかの「壁」が立ちはだかりました。

「CH020M」シリーズの中でも最も支持を得たCH020M-BK4

担当が語る

「名機復刻への壁」

<担当Ｍ木>

ザ・クロックハウスオリジナルウォッチの企画担当。

時計業界歴20年で他ブランドにも精通しこれまでの名機の系譜シリーズはもちろん、「CH020M」企画にも携わってきた。

乗り越えられるか！？第1の壁

『この「CH020M」は電池駆動の時計、つまり定期的な電池交換が必要な時計でした。復刻するにあたって当時のデザイン・雰囲気はそのままに、しかしながらさらなる利便性を追求するため、電池交換不要のソーラー機能を搭載することに決定しました。

一般的な電池駆動の時計と同様、「CH020M」の文字盤は金属で出来ていました。
一方ソーラーウォッチは太陽光など光を蓄電池に蓄える必要があるため文字盤はポリカーボネイド素材（プラスチックの一種）を採用します。

金属とポリカーボネイド素材では質感にかなり差がでてしまうため、復刻への第1の壁は、この文字盤の再現でした。』

※MBC1007-BK1A画像。

『この第1の壁を突破するため製造担当者と何度も協議し、試作を重ねました。

例えば文字盤に金属の様なソリッド質感を出すため、裏面から絶妙な調色の塗装を施したり、３つのインナーリングには細かなCDカッティングプリントを入れてベース部分とのコントラストを加えたり...と数えればきりがないほど細かな工夫を施したことにより、当時の文字盤を再現できたと思います。』

第2の"厚い”壁

『名機復刻への第2の壁はソーラームーブメントを搭載することによるケース（時計本体）の厚みをいかにして薄くして当時に近づけるか？ということでした。』

『一般的な電池駆動とソーラー駆動の時計では、文字盤の見た目は同じでもムーブメント（車でいうところのエンジン部分）のサイズや形状が異なるため同じケース（時計本体）にするのは非常に難しいのです。しかしながら厚みがでるとシャープな印象ではなくなりそれだけで「CH020Ｍ」とは異なる雰囲気になってしまいます。

可能な限りケースの厚みを削ったり、ケースのサイドに傾斜をつける等々、何度も何度も試作を重ねてようやく納得のいく「MBC1007」シリーズができたのです。』